週間海況情報(1999年5月21日~5月27日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~四国沿岸~潮岬沖で接岸しており、遠州灘沖~伊豆諸島海域でも33°N付近を東進して石廊埼沖から北東へ向かい三宅島付近を通り房総半島沖でも概ね接岸している。
黒潮内の水温は、23~26℃台を示し、前年水温より1~2℃低めである。 豊後水道・四国沿岸・紀伊水道では、引続き暖水波及が弱く、前年水温並み~2℃低めの水温である。遠州灘~伊豆諸島北部海域では、引き続き18~19℃台を示し、暖水が波及していた前年水温より1~5℃低めの水温である。房総半島沿岸には、15~18℃台の低温域が分布しており、前年水温より1~2℃低めである。 今期の表面水温は、停滞気味に経過している。19年平均水温(5月中旬)と比較すると、引き続き黒潮流域~四国沿岸で1~2℃高めの他は、平均水温並み~やや低めである。 |
熊野灘沿岸: | 5月26日の「あさま丸」による安乗沖の調査では、表面水温は18.4℃、30m水温は17.4℃、底層(37m)水温は15.2℃であった。昨年の4月下旬頃の水温とほぼ同じで、今年は昨年に比べて水温上昇が遅れている。
浜島定地水温は、19.9~20.8℃の範囲にあり平年値と比較して-0.3~+0.7℃の範囲で、ほぼ平年並みで経過している。 九木定置水温は、19.8℃の範囲であった。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、19.6~21.4℃の範囲にあり平年値と比較して-0.2~+2.1℃の範囲で、やや高め→平年並みで経過している。 |
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