週間海況情報(2006年7月28日~2006年8月3日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:黒潮域の水温は全域で1℃程度昇温。前年同期は、気象の影響もあって奄美沖~足摺岬沖で29℃が接岸気味に北上~東進。潮岬で28℃接岸。27℃が八丈島の南沖合を通って142°E
を北上。
表面水温から推定される黒潮:種子島沖から室戸岬沖で29~30℃がやや沖合を北上~東進。 29℃先端は八丈島に達した。外側域は広く28~30℃。大王埼~野島埼の沿岸寄りは23~25℃。28℃が八丈島付近を東進、房総沖を27~28℃が離岸しながら東進。 |
熊野灘沿岸: | 8月1~2日の調査船「あさま」による観測では、熊野灘沿岸の表面水温は24℃前後、50mでは14℃前後、100mでは12℃前後、200mでは9~10℃前後で、平年より1~4℃も低め。50mを中心に8月としては記録的な低水温であった。
熊野灘沖の黒潮北縁は33°15′N付近にあり、表面水温は28℃台であった。
浜島定地水温は、26.1~27.1℃の範囲にあり平年値と比較して-1.3~-0.3℃の範囲でやや低めで経過している。 |
伊勢湾: | 8月4日、調査船「あさま」は伊勢湾観測中で、大淀-内海を結ぶ線から以南では、表面水温は24.7℃~26.0℃、底層水温は16.2℃~18.1℃と平年値より2~4℃程低い水温となっています。底層の2ppm以下の貧酸素水塊は明和町から鳥羽市沿岸の三重県沿岸に分布しています。魚介類のへい死が懸念されますので、地先漁場の変化に引き続きご注意下さい。
白子定地水温は、25.0~27.2℃の範囲にあり平年値と比較して-2.6~-0.3℃の範囲で低め→やや低めで経過し |
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