週間海況情報(1999年10月8日~10月14日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~四国沖で接岸して潮岬沖ではやや離岸している。遠州灘沖からはかなり接岸して34°N付近を東進して三宅島付近を通り、房総半島沿岸に接岸している。
黒潮内の水温は、27~28℃台を示し概ね前年水温並みである。 遠州灘~伊豆諸島海域では、黒潮がかなり接岸していることもあり、25~27℃台の暖水に覆われ、前年水温より1~4℃も高めである。 房総半島沿岸では、24℃台に覆われているものの、前年水温より1~3℃高めである。 今期も表面水温は、全般に緩やかに降温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、24.4~24.8℃の範囲にあり平年値と比較して+2.7~+3.1℃の範囲でかなり高めで経過している。
九木定置水温は24.0~24.7℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 10月12日~13日の『あさま丸』浅海定線観測によると、表面水温は23.2~24.4℃で、平年より2℃程度高め、底層水温は22.4~24.1℃で平年より1~2℃高めで全域で高水温が顕著であった。
底層のDO(溶存酸素量)は0.2~6.2ppmの範囲にあり、湾口部で平年並みの他は平年よりかなり低めであった。湾口部を除く広範囲が1ppm以下で、この貧酸素域は11月頃まで持続する可能性が高いので、今後も十分に注意する必要がある。 白子定地水温は、22.3~24.4℃の範囲にあり平年値と比較して+0.5~+3.0℃の範囲でやや高め~かなり高めで経過している。 |
|
|