週間海況情報(1999年9月24日~9月30日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、引続き九州東岸~四国~潮岬沖まで離岸しており、遠州灘沖からは前期より接岸傾向で33°30′N付近を東進して石廊埼沖から北東に向かって御蔵島付近を通り、房総半島沿岸に接岸している。
黒潮内の水温は、全般に28℃台を示し前年水温並みとなった。 土佐湾・紀伊水道でも暖水波及が弱まり、前年水温並み~1℃高めの水温である。 熊野灘~遠州灘では、24~25℃台の低温域が広く分布して、前年水温並み~1℃高めである。 伊豆諸島海域では、黒潮が前期よりやや離岸するようになったものの、野島埼沖からの反流がみられ、前年水温並み~2℃高めである。 房総半島沿岸では、24~28℃台が分布して、前年水温より1~3℃高めである。 今期の表面水温は、台風の影響もあり全般に1℃程降温している。 |
熊野灘沿岸: | 10月1日受信の人工衛星画像によると、黒潮小蛇行が潮岬沖にあり、蛇行北上部が熊野灘沖に流入している。今後、黒潮小蛇行の通過に伴って、黒潮内側反流が形成されると考えられる。
浜島定地水温は、25.0~25.4℃の範囲にあり平年値と比較して+1.4~+2.4℃の範囲で高めで経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、23.7~26.2℃の範囲にあり平年値と比較して+0.2~+3.5℃の範囲で高め~かなり高めで経過している。 |
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