週間海況情報(1999年6月4日~6月10日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、都井岬南東沖で小さく蛇行しており、九州東岸から潮岬に接岸して、そのまま33°20′N付近を遠州灘沖まで直進した後、伊豆諸島海域で三宅島付近まで接岸し、房総半島沖でやや離岸してている。
黒潮内の水温は、24~27℃台を示しており、概ね19年平均水温並み、前年同期と比べると1℃程度低めから前年並みとなった。土佐湾の東側と紀伊水道沖でも23~24℃台の黒潮系水の波及がみられ、前期より2~3℃程度昇温した。伊豆諸島北部海域は、概ね20℃以上に昇温した。房総海域では、18℃~19℃台の低温水が距岸10~20海里付近まで分布しており、その沖側に21~24℃台の黒潮前線が形成されている。 今期の表面水温は、全般に緩やかな昇温傾向で推移したが、沿岸部では、黒潮系水の波及によって顕著に昇温した海域もあった。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、21.1~22.6℃ の範囲にあり平年値と比較して-0.5~+1.1℃の範囲で平年並み~やや高めで経過している。
九木定置水温は20.8℃であった。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、20.6~23.8℃ の範囲にあり平年値と比較して-1.2~+2.1℃の範囲で高め→やや低めで経過している。 |
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