週間海況情報(2010年8月27日~2010年9月2日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:30℃は大幅に後退。前年同期は屋久島~潮岬で29-30℃が概ね接岸、八丈島南まで28℃が32-33°Nを蛇行。房総沖141-143°Eを27-28℃が東進~北上、房総沖26℃の大規模な反流が接近。
表面水温から推定される黒潮:室戸岬~潮岬で29℃が接岸。八丈島付近に30℃が残るが、29℃が三宅島付近まで33-34°Nを東進。黒潮内側域は27-29℃に昇温、三宅島付近は暖水と冷水が接し潮境が発達。 房総半島沖で29℃が接岸気味に東進。なお、下層水温では屋久島~足摺岬で黒潮の離岸傾向がやや顕著に見られている。 |
熊野灘沿岸: | 9月1~2日の調査船「あさま」による観測では、黒潮域を除く表層水温は、27.17~28.81℃の範囲にあり、平年よりやや高め~高めであった。表層塩分は32.97~33.76の範囲にあり、やや低め~平年並みであった。50mの水温は16.3~25.0℃で、平年よりかなり低め~高め、塩分は34.41~34.61で平年並みであった。 黒潮北縁は33°15′付近にあり、黒潮本流の表層水温は29℃台、流速は3~4ノット程度であった。33°25′付近には、東向きの5~6ノット程度の強い流れが観測された。 熊野灘南部では反時計回りの1ノット前後の流れ、北部では時計回りの1ノット前後の流れが観測された。
浜島定地水温は、29.5~30.2℃の範囲にあり平年値と比較して+2.3~+3.2℃の範囲で高め~かなり高めで経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、29.6~30.6℃の範囲にあり平年値と比較して+2.3~+3.5℃の範囲で高め~かなり高めで経過している。 |
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