週間海況情報(2004年8月27日~2004年9月3日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:黒潮域の水温は気象の影響もあって降温。29℃の分布が見られなくなった。前年同期の黒潮は、九州~潮岬に接岸、遠州灘(33°30′N)を東進、三宅島北から房総に接岸。水温は三宅島までやや細く29℃が分布。
表面水温から推定される黒潮:足摺岬沖~潮岬沖は28℃水温が沿岸寄りに分布潮岬~御前埼は27℃台の冷水域が32°N付近に分布。石廊埼沖に27~28℃台が急接岸、伊豆海域は28℃台に降温。28℃台水温の先端は140°30′Eに後退。 |
熊野灘沿岸: | 9月1~2日の調査船「あさま」による観測では、表面水温は27℃前後で平年並み~1℃高め。50mでは20~23℃前後で平年より2~5℃も高め、100mでは17~18℃前後で平年より2~3℃高め、200mでは13℃前後で平年より2℃程度高めであった。
表面では台風通過に伴い降温したものの、下層では高水温傾向が持続している。
浜島定地水温は、26.4~27.2℃の範囲にあり平年値と比較して-0.8~0.0℃の範囲でやや低め~平年並みで経過している。 |
伊勢湾: | 9月3日の観測では、鈴鹿市以南の三重県沿岸における水温は表面で24.9~25.9℃、底層で24.3~25.4℃の範囲にあり、表面では平年より低め、底層では高めとなっている。塩分は表面で20.92~24.99の範囲にあり、台風通過後の降雨の影響で低下が著しい。底層の溶存酸素(DO)は1.5~4.5ppmの範囲にあり、2ppm以下の貧酸素水は湾中央部の深所にあり、三重県沿岸部では観測されなかった。
白子定地水温は、24.8~27.2℃の範囲にあり平年値と比較して-2.3~-0.1℃の範囲で低め~平年並みで経過している。 |
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