週間海況情報(2003年9月12日~2003年9月18日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、都井岬沖でやや離岸しており、九州東岸~土佐湾~潮岬でかなり接岸した後、遠州灘沖で33°30′Nを東進して石廊埼沖から東北東へ向かい、三宅島北を通って房総半島沿岸に接岸。
黒潮内の水温は、28~29℃台を示し、前年水温より1℃高め。 熊野灘~遠州灘では、再び24~26℃台の低水温が広がり前年水温並み~2℃低め。 伊豆諸島海域は、24~29℃台の黒潮前線が停滞して、北部で前年水温より1~2℃低め、南部で前年水温並み~1℃高め。 房総半島沿岸は、22~29℃台の黒潮前線が接岸して前年水温より1~2℃高め。 今期の表面水温は、停滞気味に経過している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、26.4~26.9℃の範囲にあり平年値と比較して+0.8~+2.0℃の範囲でやや高め→高めで経過している。 |
伊勢湾: | 9月16日の調査船「あさま」による伊勢湾観測によると、水温は表面で24.2~27.2℃、底層で19.3~22.3℃の範囲にあった。表面では湾奥部~湾中央部の三重県側海域で平年並み、愛知県側海域で平年より低め、湾口部で平年並み~やや高め、底層では湾奥部~湾中央部で平年並み~低め、湾口部でやや低め~かなり低めであった。
底層の貧酸素水塊は湾奥部~湾中央部の三重県寄りの海域に偏って分布。特に津市~伊勢市沿岸の貧酸素化は顕著であり、溶存酸素量は1ppmを下回っていた。 白子定地水温は、26.1~26.7℃の範囲にあり平年値と比較して+0.7~+1.8℃の範囲でやや高め→高めで経過している。 |
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