週間海況情報(2003年7月4日~2003年7月10日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~足摺岬で接岸、室戸岬でやや離岸、潮岬沖で接岸後、遠州灘沖では33°N付近を東進。伊豆諸島海域では八丈島付近まで離岸。房総半島南東沖では離岸。
黒潮内の水温は、25~29℃台に上昇。前年より1℃高め。
九州東岸では、前期より黒潮が接岸。23~26℃台に昇温したが前年より2℃低め~前年並み。土佐湾~紀伊水道は、24~26℃台に昇温。前年より1℃高め。熊野灘~遠州灘では前期から変化が少なく、22~23℃台が広く分布。前年より1~2℃高め。伊豆諸島海域では、黒潮が八丈島付近まで南下し、21~25℃台に降温。前年より1℃低め~前年並み。 今期は、全般に昇温が顕著であった |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、23.8~25.0℃の範囲にあり平年値と比較して-0.8~+0.3℃の範囲で平年並み~やや低めで経過している。 |
伊勢湾: | 7月7日の調査船「あさま」の伊勢湾観測によると、水温は表面で21.6~23.4℃、10mで18.7~22.4℃、底層で17.6~20.4℃の範囲にあった。表面では湾全域で平年より低め、10mおよび底層では愛知県側海域でやや高め~かなり高め、三重県側海域でやや低め~低めであった。湾内西部の三重県側沿岸の底層に広く貧酸素水塊が分布していた。特に鈴鹿市~伊勢市沿岸では溶存酸素量が1ppmを下回り、貧酸素化が顕著であった。白子定地水温は、22.6~23.6℃の範囲にあり平年値と比較して-2.6~-1.8℃の範囲で低め~かなり低めで経過している。 |
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