週間海況情報(2003年4月25日~2003年5月1日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~四国沖でやや離岸、室戸岬沖を小蛇行が通過している模様で32°Nまで蛇行して潮岬沖でやや離岸。熊野灘沖でも小蛇行が通過しており32°50′Nまで蛇行した後、33°30′N付近を東進して御蔵島南を通り、房総半島沖では33°Nまで大きく蛇行して143°Eを北上。
黒潮内の水温は、20~25℃台を示し、前年水温並み~2℃低め。九州東岸は、黒潮が接岸して18~21℃台を示し前年水温並み~2℃高め。 伊豆諸島北部は、暖水波及がみられ前年水温より1~2℃低め。房総半島沖では、18~19℃台の低温域がみられ、前年水温より1~3℃低め。 今期の表面水温は、全般に昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、18.1~18.4℃の範囲にあり平年値と比較して+0.5~+1.2℃の範囲でやや高めで経過している。
九木定置の水温は、18.3~18.4℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 5月1~2日の調査船「あさま」による伊勢湾観測によれば、水温は表面で15.1~16.8、10mで12.6~15.7、底層で12.0~16.1の範囲にあった。表面及び10mでは湾奥部で平年より低め~かなり低め、湾中央部~湾口部でやや低め~低め、底層では湾奥部でやや低め~低め、湾中央部~湾口部で平年並~やや低めであった。塩分は湾全域で表面は低め、10m及び底層ではやや高めであった。
白子定地水温は、15.1~16.4℃の範囲にあり平年値と比較して-1.6~+0.2℃の範囲で平年並み→やや低めで経過している。 |
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