週間海況情報(2000年1月28日~2000年2月3日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、種子島南東沖でやや離岸して、九州東岸で概ね接岸しているものの、足摺岬~潮岬沖で離岸している。その後大王崎沖で32゜20′N付近まで離岸した後、遠州灘沖で接岸して南南東へ向かい、伊豆諸島海域では31°50′N付近まで蛇行し、その後140°E付近を北上して房総半島に接岸している。
黒潮内の水温は、19~22℃台を示し、前年水温並み~1℃低めである。 黒潮内側域の冷水域は、熊野灘沖の冷水域が徐々に発達してきている。一方伊豆諸島海域の冷水域は、前期よりやや縮小した模様。遠州灘南沖からの暖水波及は、引続き強く波及している。 伊豆諸島海域では全般に15~16℃台におおわれ、前年水温と比較すると北部海域で前年並み、南部海域で2~5℃も低めである。 今期も表面水温は、緩やかに降温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、13.2~13.8℃の範囲にあり平年値と比較して+1.7~+2.5℃の範囲で高めで経過している。
九木定置水温は16.6℃であった。 |
伊勢湾: | 2月1日~2日の『あさま丸』浅海定線観測によると、伊勢湾内の表面水温は8.6~12.0℃、底層水温は8.7~12.6℃の範囲にあり、全域で平年並み~2℃程度高めであった。塩分は全域で平年並み~やや高めであった。1月14~15日に見られた高い透明度は解消し、今回の透明度は平年よりやや低めであった。
白子定地水温は、8.4~9.0℃の範囲にあり平年値と比較して-0.3~+0.4℃の範囲で平年並みで経過している。 |
|
|