週間海況情報(1999年12月3日~12月9日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~四国~潮岬~大王埼沖で概ね接岸しており、遠州灘沖からは南東へ向かい、伊豆諸島海域で31°20′N付近まで蛇行した後、同諸島東側を北上して、房総半島に接岸している。
黒潮内の水温は、22~23℃台を示し前年水温より1~2℃低めである。
九州沿岸~紀伊水道では、黒潮系暖水が波及しており、前年水温並みの水温である。 伊豆諸島海域では、三宅島付近から黒潮反流がみられるようになった。また同諸島西側の冷水域は、前期よりやや縮小している模様。 房総半島沿岸では、18~22℃台の潮境が形成されている。 今期の表面水温は、全般に1℃程降温している。 |
熊野灘沿岸: | 12月7日~9日の『あさま丸』沿岸定線観測では、表面水温は19.8~22.6℃、50mでは19.3~21.4℃、100mでは16.0~17.9℃、200mでは12.1~13.6℃の範囲にあり、表面、50m、200mでは平年より1℃程度高め、100mではほぼ平年並みであった。11月に観測された記録的な高水温は解消していた。
浜島定置水温は、16.2~16.8℃の範囲にあり平年値と比較して+1.5~+2.5℃の範囲で高めで経過している。 九木定置水温は、17.7~19.4℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、13.2~14.4℃の範囲にあり平年値と比較して-0.5~+1.0℃の範囲でほぼ平年並みで経過している。 |
|
|