週間海況情報(1999年11月12日~11月18日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~四国~潮岬沖で概ね接岸している。遠州灘沖~伊豆諸島海域では31゜N付近まで蛇行した後、新島~三宅島間を通り、房総半島では接岸している。
黒潮内の水温は、24~25℃台を示し前年水温より1~2℃低めである。 熊野灘~遠州灘沖では、23℃台の暖水が幅広く波及しており、前年水温より1℃程高めである。 伊豆諸島海域では、全般に黒潮域に覆われ、北部海域で前年水温並み~1℃高め、南部海域で3~5℃も高めである。 今期の表面水温は、全般に1℃程降温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、17.8~20.0℃の範囲にあり平年値と比較して+0.8~+2.3℃の範囲でやや高め~高めで経過している。
九木定置水温は21.3~22.3℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 11月17日~18日の『あさま丸』浅海定線観測によると、表面水温は17.3~19.0℃、底層水温は17.3~20.9℃で平年並み~1℃前後高めであった。塩分は全域でほぼ平年並みであった。底層のDO(溶存酸素量)は5.2~7.3ppmで、
平年並みの値となり10月まで継続していた貧酸素現象は完全に解消していた。
白子定地水温は、16.2~18.4℃の範囲にあり平年値と比較して-0.5~+1.3℃の範囲で平年並み~やや高めで経過している。 |
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