週間海況情報(1999年6月11日~6月17日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、引き続き薩南海域でやや離岸しているものの、九州東岸~四国沿岸~潮岬沖では接岸して、遠州灘沖で33°10′N付近を東進して石廊埼沖から北東へ向かって御蔵島付近を通り、房総半島沖では概ね接岸している。しかし黒潮の一部は、34°N144°E付近の21℃台低温域の南側を流去している模様。
黒潮内の水温は、24~27℃台を示し前年水温並みとなった。 熊野灘~遠州灘海域では、暖水波及が前期より強まって1~2℃昇温して20~22℃台が分布している。 伊豆諸島海域では、黒潮が接岸して同海域北部まで暖水が波及しているものの、石廊埼沖には19~20℃台の低温域が分布している。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 6月15日~16日の 『あさま丸』沿岸定線観測では表面水温は20.9~22.7℃の範囲にあり、ほぼ平年並みであった。50mでは13.4~17.6℃、100mでは11.6~15.2℃、200mでは9.3~11.4℃の範囲にあり、平年より1~4℃前後も低めであった。
浜島定地水温は、22.7~24.6℃の範囲にあり平年値と比較して+0.5~+2.1℃の範囲でやや高め~高めで経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、22.0~24.5℃の範囲にあり平年値と比較して-0.5~+2.1℃の範囲で平年並み~高めで経過している。 |
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