週間海況情報(1999年5月7日~5月13日
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~四国沿岸~潮岬沖で概ね接岸しており、遠州灘沖~伊豆諸島海域でも33゚N付近を東進して三宅島付近まで接岸している。その後は房総半島沖を離岸して142゜E付近を北上している。
黒潮内の水温は、21~25℃台を示し、前年水温より1~2℃低めである。 豊後水道・四国沿岸・紀伊水道では暖水波及が弱く、前年水温並み~2℃低めの水温である。 熊野灘では、潮岬東からの暖水波及が引き続きみられるものの、前年水温より1~2℃低めの水温である。 遠州灘~伊豆諸島北部海域では、三宅島付近から暖水波及がみられ、前期より昇温しているものの前年水温より1~3℃低めである。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 5月11日~13日の「あさま丸」沿岸定線観測によると、表面水温は18.2~22.6℃の範囲にあり、ほぼ平年並みであった。50m水温は14.7~19.5℃、100m水温は12.1~14.4℃、200m水温は9.1~12.1℃の範囲にあり、平年より1~3℃低めであった。中層では低水温が顕著で、一部の測点では5月としては観測史上で最低の水温を記録した。
浜島定地水温は、19.8~20.4℃の範囲にあり平年値と比較して+1.2~+2.0℃の範囲で高めで経過している。 九木定置水温は18.3~18.7℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、17.6~19.6℃の範囲にあり平年値と比較して-0.3~+1.5℃の範囲で平年並み~やや高めで経過している。 |
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