週間海況情報(2013年8月16日~2013年8月22日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温から推定される黒潮:トカラ列島を29~30℃が通過し、屋久島~足摺岬~室戸岬で29~30℃が接岸、潮岬沖で29℃がやや離岸し、遠州灘沖を離岸傾向に流れ、御前崎沖~石廊崎沖で32°N以南まで大きく離岸した後、伊豆諸島を北上し、三宅島付近から房総半島沿岸に達している。
黒潮内側域は27-29℃前後で、黒潮本流の表面水温との差が小さくなっている。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、30.2~30.8℃の範囲にあり、平年値と比較して+2.8~+3.4℃の範囲でかなり高めで経過している。8月15日から30℃を超える水温が継続し、8月20日以降は30.5℃以上の極めて高い水温が続いている。昭和初期の観測開始以来、30℃以上の高水温が1週間も継続したことは過去になく、記録的な高水温が続いている。
この記録的な高水温は猛暑の影響が大きいものの、黒潮蛇行による暖水流入も合わせて影響していると考えられ、気温が低下しても高水温の傾向はしばらく続くと予測される。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、28.6~29.9℃の範囲にあり平年値と比較して+0.9~+2.1℃の範囲でやや高め~高めで経過している。 |
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