週間海況情報(2008年10月31日~2008年11月6日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:黒潮域は降温基調。前期一時的に分布を拡大した26℃は再度後退。前年同期の黒潮は、屋久島~潮岬で25℃が接岸、八丈・三宅島間を25℃が東進、房総半島沖を若干離岸気味に25℃が東進。
表面水温から推定される黒潮:室戸岬~潮岬で25℃が接岸、潮岬~八丈島南沖で31-33°N間を蛇行しながら東進、25℃は31°30′N・140°Eまで南下。 黒潮内側域は遠州灘沖~伊豆列島にかけて24℃台の水塊が分布、沿岸は22℃前後に降温。 野島崎沖140-141°E間を25℃が北上、房総沖を離岸気味に東進。犬吠沖には25℃が反流状に分布。 |
熊野灘沿岸: | 4~5日の調査船「あさま」による熊野灘観測では、沿岸の表層水温は22~23℃前後で平年並み~やや高め、100mでは17~18℃前後で平年並み~やや低め。熊野灘沖の黒潮北縁は33°10′N付近にあり、黒潮本流の表層水温は25℃台。
浜島定地水温は、20.0~20.2℃の範囲にあり平年値と比較して+0.7~+1.1℃の範囲でやや高めで経過している。 九鬼定置水温は、20.6~21.0℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 11月6日の調査船「あさま」による伊勢湾観測では、表面水温は18.6℃~20.8℃、底層水温は20.4℃~22.8℃で全般に平年値よりも1~2℃高め。
底層の貧酸素水塊(溶存酸素量2ppm以下)は小規模ですが湾中央部から奥の三重県側に未だに残っています。
白子定地水温は、18.0~19.1℃の範囲にあり平年値と比較して-0.3~+0.7℃の範囲で平年並み~やや高めで経過している。 |
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