週間海況情報（2008年8月29日～2008年9月4日）
（漁業情報サービスセンターからの情報等も含む）
| 黒潮本流： | 表面水温： 黒潮域は前期並みの28-29℃。前年同期の黒潮は、屋久島で29℃が接岸、種子島沖～都井岬沖～潮岬で29℃が接岸。
八丈島南を29℃が東進。 房総沖で 141°Ｅ沿いを29℃が北上、犬吠沖で35°Ｎ沿いを東進。
表面水温から推定される黒潮：屋久島～都井岬～潮岬は広く28℃が分布、沖合に29℃が分布。黒潮は日向灘～土佐湾でやや離岸気味と推定される。 潮岬～八丈島南西沖で28-29℃が31-33°Ｎ間を東進。 黒潮内側域は再度昇温して26-27℃の分布。房総半島沖で28-29℃が沖合141-142°Ｅを北上、犬吠埼南東沖で28℃が沿岸に接近。 |
| 熊野灘沿岸： | 9月1～2日の調査船「あさま」による沿岸定線観測では、熊野灘沿岸の表面水温は26～27℃前後､100mでは14～15℃前後、200mでは11℃前後で、おおむね平年並みであった。
熊野灘沖の黒潮北縁は33°20～25′Ｎ付近にあり、黒潮域の表層水温は28℃台であった。
浜島定地水温は、25.7～26.9℃の範囲にあり平年値と比較して-1.3～-0.1℃の範囲でやや低め～平年並みで経過している。 |
| 伊勢湾： | 9月4日の調査船「あさま」による伊勢湾観測では、表面水温は25.1℃～26.9℃、底層水温は20.7℃～24.6℃となっています。表面ではほぼ平年並み、底層では平年よりやや低めの水温となっています。まとまった降雨の影響で湾奥から三重県側には河川水が分布し、流木等も多くなっています。底層の貧酸素水塊（溶存酸素量2ppm以下)は湾中央部の水深20mよりも深いところにあってその規模は平年並みかやや広い程度となっています。
白子定地水温は、25.2～27.2℃の範囲にあり平年値と比較して-1.5～+0.1℃の範囲でやや低め～平年並みで経過している。 |
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