週間海況情報(2008年1月4日~2008年1月10日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:黒潮域は20-22℃で停滞。九州西沖の対馬暖流域も17-20℃で停滞。黒潮域の前年比は全域で低め。前年の黒潮は屋久島沖~足摺岬で22℃が離岸、室戸岬~潮岬で21℃が接岸。潮岬~八丈島南まで33-34°Nを21℃が東進。
八丈島東を21℃が蛇行しながら東進~北上。
表面水温から推定される黒潮:熊野灘に18-19℃の小規模な渦状の分布。 潮岬~八丈島で33°N沿いを20℃が東進。潮岬~石廊崎の沿岸寄りは15-17℃が広く分布。 犬吠埼南東沖に16-17℃の冷水が停滞。 19-20℃の黒潮はこの冷水域を迂回しながら北上。 |
熊野灘沿岸: | 1月9~10日の調査船「あさま」による観測では、志摩半島沿岸の表層水温は15℃前後で平年より1℃前後低め、熊野灘中南部沿岸の表面水温は19℃前後で平年より2℃以上も高めであった。
100mおよび
200mの水温は全域で平年より低めで、熊野市沖20マイルでは記録的な低水温であった。 この低水温域は冷水渦中心の湧昇域と見られ、北側を表層暖水が流入し、熊野灘中部沿岸に達していた。観測時の黒潮北縁は33°20~25′N付近にあり、黒潮本流の表層水温は21.5℃前後であった。 浜島定地水温は、11.4~12.3℃の範囲にあり平年値と比較して-1.4~-0.3℃の範囲でやや低め→平年並みで経過している。 九鬼定置水温は、14.4℃であった。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、10.2~11.0℃の範囲にあり平年値と比較して+0.6~+1.5℃の範囲でやや高めで経過している。 |
|
|