週間海況情報(2005年6月3日~2005年6月9日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:黒潮域の水温は昇温基調(1℃前後)で推移。25℃の分布域が再度広がった。前年同期は、都井岬~足摺岬で離岸、潮岬で接岸、三宅島付近を通って房総半島で接岸。水温は房総沖25℃、奄美~種子島沖26℃であった。
表面水温から推定される黒潮:屋久島~都井岬に24~25℃接岸。足摺岬~室戸岬に24~25℃接岸。潮岬は24℃接岸、大王埼~御前埼は、21℃前後の冷水域が分布するが分布域はやや縮小、23℃が31°N付近まで蛇行。石廊埼沖~野島埼沖を22~24℃が北上。房総半島沖を23℃が沖合寄りに北上。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、22.0~22.7℃の範囲にあり平年値と比較して+0.4~+0.9℃の範囲で平年並み~やや高めで経過している。
九鬼定地水温は、20.5~21.5℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 6月7日の調査船による伊勢湾観測では、水温は表面で20.8~22.6℃、底層では14.1~19.3℃の範囲にあり、表面では平年よりやや高め、底層では平年よりやや低め。塩分は全般に平年よりやや高め。
底層での溶存酸素量は1.4~5.0ppmの範囲にあり、湾中央部を中心に2ppm以下の貧酸素水塊が発生。貧酸素水塊の範囲は昨年同期や例年同期に比べても広くなっている。 白子定地水温は、21.9~23.0℃の範囲にあり平年値と比較して-0.2~+1.3℃の範囲でやや高め→平年並みで経過している。 |
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