週間海況情報(2004年10月22日~2004年10月28日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:黒潮域の水温は南方を中心に降温基調。前年同期の黒潮は、九州東岸~潮岬まで接岸、遠州灘で(33°20′N)を東進、三宅島付近から房総に接岸。水温は屋久島27℃、伊豆26℃、房総沖25℃。
表面水温から推定される黒潮:屋久島~都井岬は25℃(1℃降温)が接岸。足摺岬沖~室戸岬は25℃が接岸。潮岬~御前埼は沿岸寄りに23~24℃が分布、25℃が31°30′Nまで蛇行。御前埼~石廊埼も沿岸に23~24℃が分布、やや沖合に25℃が広く分布する。房総半島に25℃がやや沖合を東進。伊豆海域は24~25℃、房総沖は沿岸寄りで潮境を形成しており19~24℃、沖合に25℃が分布。 |
熊野灘沿岸: | 10月28日の調査船の観測では、熊野灘北中部の表層水温は22~23℃前後、100mでは17~19℃前後、200mでは12~13℃前後であった。沿岸水温は平年並み~やや高めで、極端な高水温傾向は解消した。
浜島定地水温は、20.6~22.2℃の範囲にあり平年値と比較して+0.5~+1.8℃の範囲で高め→やや高めで経過している。 |
伊勢湾: | 10月26日の観測では、表面水温は18.5~22.0℃、底層水温は23.0~24.5℃の範囲にあり、表面では平年より低め、底層では平年より高めであった。塩分は表層から底層まで湾全域で平年より低めで、特に表層では低塩分が顕著であった。底層における溶存酸素量2ppm以下の貧酸素水は、松阪市~鳥羽市の沿岸に依然分布していたが、その他では溶存酸素量は平年よりも高くなっていた。
白子定地水温は、18.3~19.8℃の範囲にあり平年値と比較して-0.9~+0.3℃の範囲でやや低め~平年並みで経過している。 |
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