週間海況情報(2004年8月6日~2004年8月12日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:黒潮域の水温は停滞~1℃前後の昇温。引き続き黒潮は潮岬で大きく蛇行している。遠州灘~熊野灘には反流状の暖水もみられる。前年同期の黒潮は、
九州~潮岬で接岸、 遠州灘を東進(33°30N沿い)、新島付近から房総に接岸。御蔵島に29℃先端が分布。屋久島付近に30℃が分布。
表面水温から推定される黒潮:奄美諸島の西を30℃台が北東方向に分布。都井岬沖~室戸岬は29℃が接岸気味に分布。潮岬~大王崎沖に26~27℃の冷水域が分布。石廊埼沖に29℃台が分布。伊豆海域は28℃前後で、三宅島-八丈間を通って28℃が房総沖まで分布。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、28.2~29.2℃の範囲にあり平年値と比較して+0.9~+1.7℃の範囲でやや高め→高めで経過している。
8月10~11日の調査船「あさま」による沿岸定線観測では、熊野灘の表面水温は28℃前後で平年より1~2℃高めであった。50mでは22~24℃前後、100mでは18~19℃前後で、共に平年より3~5℃も高め、200mでは13~14℃前後で平年より3℃程度高めであった。熊野灘北中部では100mを中心に8月としては観測史上最高の水温を更新した測点が多く、7月に引き続き記録的な高水温であった。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、28.2~29.0℃の範囲にあり平年値と比較して+0.4~+1.6℃の範囲で平年並~高めで経過している。 |
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