週間海況情報(2004年7月16日~2004年7月22日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 表面水温:黒潮域は昇温して、29℃台の分布が南西寄りで広がった。前年同期の黒潮は、九州~犬吠で屋久島付近と遠州灘で若干離岸、他は接岸。都井岬沖に29℃、足摺岬~室戸沖に28℃台、伊豆海域に27℃台が分布していた。
表面水温から推定される黒潮:屋久島および種子島では29℃に昇温して接岸。都井岬沖を29℃がやや離岸して分布。足摺岬~潮岬は沖合を離岸して29℃台が分布。紀伊水道付近に28℃の渦が形成されている。また潮岬には27℃台の細い冷水がみられる。潮岬~大王埼~御前埼には28℃台が接岸して分布。伊豆海域は27℃台が沖まで広く分布。八丈島と御蔵島の間を28℃水温が東進。房総沖も28℃台が離岸して北東向きに分布。 |
熊野灘沿岸: | 7月21~22日の調査船「あさま」による観測では、熊野灘の表面水温は28~29℃、50mでは22℃台、100mでは17~18℃、200mでは13℃台で、100m以深では先週に比べてやや降温したものの、依然として高水温が顕著となっている。熊野灘北部では西へ1ノット、南部沿岸では南西へ2ノット近い流れが観測された。
浜島定地水温は、28.3~29.2℃の範囲にあり平年値と比較して+1.8~+3.0℃の範囲でかなり高め→高めで経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、26.6~27.4℃の範囲にあり平年値と比較して+0.5~+0.9℃の範囲でやや高めで経過している。 |
各岬から最高水温域までの距離 |
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