週間海況情報(2004年6月25日~2004年7月1日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮は、都井岬~足摺岬で26~27℃台の暖水が分布。室戸岬~潮岬は25℃線が接岸、26℃線は土佐湾沖で離岸、潮岬~伊豆海域は25~26℃台が直進、内側域は23~24℃台となっている。房総沖も26℃台に昇温、20~26℃の潮境が形成されている。潮境は前期に比べやや顕著となった。
表面水温は、昇温して黒潮域を26℃台が広い海域で分布するようになった。黒潮域のさらに沖合には27℃台の水温が分布している。 前年同期の黒潮は潮岬沖に26℃台、犬吠まで25℃台水温が分布。屋久島~伊豆まで接岸するようになり、犬吠南で若干蛇行しながら北上していた。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、26.5~26.9℃の範囲にあり平年値と比較して+2.8~+3.3℃の範囲でかなり高めで経過している
6月30日の26.8℃は6月としては過去40年で最高を記録した。 |
伊勢湾: | 7月2日の調査船あさまによる伊勢湾観測によれば、三重県沿岸の水温は表面で25.6~26.7℃、底層で17.4~23.0℃の範囲にあり、表面では平年より高め、底層では沿岸部の浅い海域で高めとなっている。塩分は表面で10.09~27.01の範囲にあり、特に沿岸での低下が著しい。溶存酸素(DO)は2ppm以下の貧酸素水が伊勢市から松阪市の沿岸部に分布している。
白子定地水温は、25.4~27.1℃の範囲にあり平年値と比較して+1.6~+3.7℃の範囲で高め~かなり高めで経過している。 |
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