週間海況情報（2004年6月4日～2004年6月10日）
（漁業情報サービスセンターからの情報等も含む）
| 黒潮本流： | 黒潮流路は、都井岬～足摺岬で引き続き離岸しており、内側域は22～24℃となりやや昇温。室戸岬～紀伊水道、潮岬沖で25℃水温が接岸。室戸岬～土佐湾は東から25℃台が分布している。潮岬～房総半島には今期25℃台が分布、内側域は21～24℃で潮境が形成されている。房総半島付近は20℃前後の強い潮境となっている。 今期の表面水温は、概ね昇温基調で25℃台の先端は伊豆海域まで達している模様。しかし、26～27℃台の分布は停滞気味で前期並み。なお、前年同期は25℃台が室戸沖に分布し、黒潮は伊豆海域まで接岸基調。 |
| 熊野灘沿岸： | 6月7～8日の調査船「あさま」による観測では、熊野灘北中部沿岸の表面水温は21～22℃、100ｍでは15～16℃､200ｍでは13℃前後で、平年並み～やや高めであった。熊野灘南部沿岸では表面水温24℃台の黒潮系水が強く流入して
平年よりかなり高めであった。 調査時の黒潮は潮岬東岸にほぼ接岸し、熊野灘沿岸を北東に流れていた。黒潮の表層水温は24℃台、北縁域の表層流速は3～4ﾉｯﾄ、本流域では2～3ﾉｯﾄであった。
浜島定地水温は、23.2～23.9℃の範囲にあり平年値と比較して+1.5～+2.0℃の範囲で高めで経過している。 |
| 伊勢湾： | 白子定地水温は、22.5～23.8℃の範囲にあり平年値と比較して+0.8～+1.8℃の範囲でやや高め～高めで経過している。
【伊勢湾口】6月10日の調査船「あさま」による伊勢湾口の観測では、 安乗沖の水温は表面で20.5℃、底層35mで18.5℃、神島付近（伊勢湾湾外）の表面で21.9℃、底層44.5mで20.0℃、出山付近の表面で21.5℃、底層20.5mで20.1℃であった。 |
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