週間海況情報(2003年10月10日~2003年10月16日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~土佐湾~潮岬で接岸、熊野灘~遠州灘沖で33゜20′N付近を東進して御前埼沖から北東へ向かい、新島付近を通って房総半島沿岸に概ね接岸。
黒潮内の水温は、25~28℃台に降温して前年水温並み~1℃高め。 九州東岸~豊後水道では、暖水波及が弱まり24~26℃台に降温して前年水温より1~2℃高め。 土佐湾では、25℃台に降温。 紀伊水道では、26℃台の暖水が波及。 熊野灘~遠州灘では、22~24℃台に降温して前年水温より1~2℃低め。 石廊埼~伊豆諸島北部では、25℃台の暖水が波及して前年水温より1℃高め。 房総半島では、21~22℃台の低温域が広がった。 今期は、全般に1℃程降温している。 23年平均水温(10月上旬)と比較すると、平均水温並み~1℃高め。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、20.5~21.4℃の範囲にあり平年値と比較して-0.3~-0.9℃の範囲でやや低め経過している。 |
伊勢湾: | 10月16日の調査船「あさま」の観測によると、水温は表面で20.0~21.3℃、10mで
20.1~22.0℃、底層で20.6~22.2℃の範囲にあり、湾全域の全層で平年並みであった。
塩分は表面で25.4~32.4、10mで30.4~32.5、底層で31.3~33.5の範囲にあり、湾全域の全層で平年並みであった。湾奥部および湾中央部の三重県側海域の底層には、依然貧酸素水塊が分布していた。
白子定地水温は、19.5~20.4℃の範囲にあり平年値と比較して-1.4~-2.1℃の範囲で低めで経過している。 |
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