週間海況情報(2003年9月26日~2003年10月2日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、引き続き都井岬沖でやや離岸、九州東岸~土佐湾~潮岬で接岸した後、熊野灘沖~遠州灘沖33°10′N付近を東進して御前埼沖から北東へ向かい、三宅島北を通って房総半島沿岸に接岸。
黒潮内の水温は、26~28℃台に緩やかに降温して前年水温並み~1℃高め。土佐湾~紀伊水道では、26~27℃台を示し前年水温より1℃高め。熊野灘~遠州灘では、23℃台が広く分布して前年水温並み~1℃低め。駿河湾~伊豆諸島北部では、25℃台の暖水波及が見られ、前年水温より1~2℃高め。房総半島では、20~26℃台を示し前年水温並み~2℃低め。 今期の表面水温は、緩やかに降温している。 |
熊野灘沿岸: | 10月2日の調査船「あさま」による観測では、熊野灘沿岸の表面水温は、23~25℃前後で平年並み~やや高め。50mでは18~24℃前後で、ごく沿岸でやや高めの他は平年並み~低め。100mでは14~17℃前後、200mでは9~11℃前後で、共に平年並み~3℃程度低めであった。
浜島定地水温は、21.8~23.0℃の範囲にあり平年値と比較して-0.3~-1.0℃の範囲でやや低めで経過している。 |
伊勢湾: | 調査船「あさま」で10月1日に行った伊勢湾観測によれば、表面水温は20.7~22.8℃の範囲にあり、湾奥部で平年並~やや低め、湾中央部~湾口部で平年並~やや高めであった。表面塩分は26.20~31.73の範囲にあり、湾奥部で平年より高め,湾中央部~湾口部で平年並であった。底層の貧酸素水塊は、依然、湾奥部および湾中央部の三重県側海域に広く分布していた。
白子定地水温は、21.6~22.2℃の範囲にあり平年値と比較して-1.1~-1.7℃の範囲でやや低め~低めで経過している。 |
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