週間海況情報(2003年8月8日~2003年8月14日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~土佐湾~潮岬沖で接岸した後、遠州灘沖で33°30′N付近から東北東へ向かって新島南を通り、房総半島沿岸に接岸。
黒潮内の水温は、27~29℃台に降温して、前年水温より1~2℃低め。九州東岸~豊後水道~土佐湾~紀伊水道では、26~28℃台に降温して、前年水温並み~2℃低め。熊野灘~遠州灘でも、23~25℃台に降温して、前年水温より2~3℃も低め。伊豆諸島海域は、北部で22~25℃台、南部で25~28℃台を示し、前年水温並み~2℃低め。房総半島沿岸は、黒潮が接岸して、20~27℃台を示しているものの、前年水温並み。 今期は、台風通過の影響で1℃程降温。23年平均水温(8月上旬)と比較すると、全般に1℃程高め。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、22.5~27.4℃の範囲にあり平年値と比較して-0.1~-5.3℃の範囲で平年並み→かなり低めで経過している。 |
伊勢湾: | 8月11日の調査船「あさま」の伊勢湾観測によると、水温は表面で 23.7~27.8℃、底層で20.0~24.5℃の範囲にあり、表面では平年並み~かなり低め、底層では平年並み~やや高めであった。塩分は表面で平年より低め~かなり低め、底層で平年並みであった。台風10号による強風で伊勢湾内の上下層がかなり撹拌されたもよう。貧酸素水塊は規模を縮小し、湾中央部の深場のみに分布していた。
白子定地水温は、23.7~27.5℃の範囲にあり平年値と比較して+0.1~-4.8℃の範囲で平年並み→かなり低めで経過している。 |
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