週間海況情報(2003年6月6日~2003年6月12日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸でかなり接岸、四国沖~潮岬~遠州灘沖で接岸した後、伊豆諸島海域を青ケ島まで蛇行して140°30′E付近を北上して房総半島に接岸。
黒潮内の水温は、23~26℃台を示し、前年水温より1~2℃低め。土佐湾~紀伊水道では、22~24℃台を示し、前年水温より1℃低め。
遠州灘沖では、22℃以上の暖水波及がみられ、前年水温並み~1℃高めの水温。 伊豆諸島海域では、23℃台の内側反流が弱まり、その西側に21~22℃台の冷水域が八丈島付近まで達し、前年水温並み~3℃低めである。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、22.1~23.4℃の範囲にあり平年値と比較して+0.3~+1.7℃の範囲で高め~平年並みで経過している。 |
伊勢湾: | 6月9日の調査船「あさま」の伊勢湾観測によると、水温は表面で20.8~22.5℃、底層で15.5~20.1℃の範囲にあった。表面では湾奥部~湾中央部で平年並み、湾口部でやや高め、底層では湾奥部及び湾口部で高め、湾中央部で平年並みであった。湾中央部の底層には溶存酸素量2ppm以下の貧酸素水塊が出現し始めた。その面積は、平年と比べてやや広かった。
白子定地水温は、21.1~22.4℃の範囲にあり平年値と比較して-0.8~+1.1℃の範囲でやや低め~やや高めで経過している。 |
|
|