週間海況情報(2003年5月9日~2003年5月15日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸で接岸、土佐湾でやや離岸、紀伊水道沖で32°30′Nまで蛇行して潮岬沖で離岸。遠州灘沖では概ね接岸した後、駿河湾沖で32°40′Nまで蛇行した後、伊豆諸島西側を北上して房総半島に接岸。
黒潮内の水温は、22~25℃台を示し、前年水温並み~1℃低め。 土佐湾?紀伊水道沖の水温は、20~21℃台を示し2~5℃低め。御前埼沖に19℃台の冷水域がみられ、前期より2~4℃降温。 伊豆諸島北部では、黒潮がかなり接岸し17~23℃台を示し、前年水温より1~3℃高め。房総半島沿岸の水温は、16~23℃台の潮目が形成され、前年水温並み~3℃低め。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 5月13日~14日の調査船「あさま」による沿岸定線観測では、熊野灘の表面水温は17.4~23.5℃の範囲にあり、
北部沿岸で平年よりやや低めの他は平年より1℃前後高めであった。 50mでは18.2~9.6℃、100mでは16.3~17.4℃の範囲にあり、平年より1~2℃高めであった。200mでは12.2~13.6℃の範囲にあり、平年並み~1℃前後高めであった。
調査時の黒潮は潮岬沖で離岸し、熊野灘沿岸には内側反流が流入していた。
浜島定地水温は、17.8~18.6℃の範囲にあり平年値と比較して-1.0~-0.3℃の範囲でやや低めで経過している。 九木定置水温は、18.3℃であった。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、17.3~18.4℃の範囲にあり平年値と比較して-1.0~-0.8℃の範囲でやや低めで経過している。 |
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