週間海況情報(2002年9月6日~2002年9月12日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、都井岬南東沖でかなり離岸、九州東岸~土佐湾~潮岬沖で接岸したあと、遠州灘沖から34°N付近を東進し、三宅島東沖を蛇行して房総半島沿岸に接岸している。
黒潮内の水温は、28~29℃台を示し前年水温並み~1℃低めである。 土佐湾~紀伊水道沖では、黒潮が接岸して27℃台を示し前年水温並みである。遠州灘沖では、黒潮が接岸して27~28℃台を示し前年水温より1~3℃高めである。伊豆諸島北部の24~25℃台の低水温域は、みられなくなり前年水温並みの水温となった。房総半島沿岸は、23~28℃台の潮境が形成され、前年水温並み~1℃高めである。 今期の表面水温は、停滞気味に経過している。 |
熊野灘沿岸: | 9月9日~10日の『あさま』による沿岸定線観測によると、表面水温は26.8~28.4℃、50mでは18.4~27.7℃、100mでは15.6~24.9℃、200mでは11.3~19.3℃の範囲にあった。表面では平年より1℃前後高め、50mでは平年より1~5℃高め、100mでは平年より1~4℃も高め、200mでは、平年並み~2℃高めであった。20~100mを中心に高水温が顕著で、9月としては観測史上最高の水温を更新した測点があった。
浜島定地水温は、25.7~27.2℃の範囲にあり平年値と比較して-0.4~+1.0℃の範囲で平年並み~やや高めで経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、26.2~27.6℃の範囲にあり平年値と比較して+0.4~+2.2℃の範囲で平年並み~高めで経過している。 |
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