週間海況情報(2002年8月30日~2002年9月5日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~土佐湾沖で接岸、室戸岬 ~ 潮岬沖でやや離岸したあと、33゜30′N付近から緩やかに蛇行しながら東北東へ向かって三宅島付近を通り、房総半島沿岸に接岸している。
黒潮内の水温は、28~29℃台を示し、前年水温並み~1℃低めである。 土佐湾~紀伊水道沖では、黒潮が離岸して26~28℃台を示し、前年水温並み~2℃低めである。 遠州灘では、26℃台の低水温域がみられるものの、前年水温より1~2℃高めである。 伊豆諸島海域では、27~28℃台に覆われて前年水温並み~3℃低めである。 房総半島沿岸は、25~28℃台を示し、前年水温並み~1℃高めである。 今期の表面水温は、停滞気味に経過している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、27.6~28.8℃の範囲にあり平年値と比較して+0.5~+1.9℃の範囲でやや高め~高めで経過している。 |
伊勢湾: | 9月3日の調査船「あさま」の定線観測によると、水温は表面で26.8~29.5℃、底層で21.6~26.1℃の範囲にあった。表面では平年よりやや高め~かなり高め、底層では平年並み~かなり高めであった。
底層における貧酸素水塊は、湾中央から東側の愛知県寄りの海域を中心に分布するようになり、三重県側沿岸の貧酸素化は先月に比べて改善された。 白子定地水温は、27.5~29.0℃の範囲にあり平年値と比較して+0.1~+2.6℃の範囲で平年並み~高めで経過している。 |
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