週間海況情報(2002年6月28日~2002年7月4日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~土佐湾で概ね接岸、潮岬沖で接岸して、遠州灘沖33°30’N付近から御蔵島付近まで東進したあと北東へ向かい、房総半島沖で概ね接岸している。
黒潮内の水温は、25~28℃台を示し、前年水温より1~2℃低めである。熊野灘では、暖水波及が弱まって20~21℃台を示し、前年水温より2~4℃低めである。 駿河湾~伊豆諸島海域北部にかけて20℃台の低温域が広く分布している。伊豆諸島海域南部の水温は、22~25℃台を示し、前年水温より2℃低め~3℃高めである。 房総半島沿岸は,20~25℃台の潮目が形成され、前年水温並み~1℃低めである。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 7月1~2日の調査船「あさま」の観測によると、水温は表面で20.9~26.7℃、100mで13.4~22.1℃、200mで10.0~19.1℃の範囲にあった。表面では南部黒潮域を除き平年より1~3℃低めで、低水温が顕著であった。100~200mでは南部黒潮域を除き平年並み~1℃程度低めであった。
浜島定地水温は、22.0~25.5℃の範囲にあり平年値と比較して-1.6~+1.3℃の範囲で低め→やや高めで経過している。 |
伊勢湾: | 7月3日の調査船「あさま」の観測によると、水温は表面で22.5~24.9℃、底層で17.0~20.8℃の範囲にあった。表面では湾中央で平年よりやや低め~低めの他は平年並み、底層では平年並み~やや低めであった。底層では湾中央から湾奥部の広い範囲で溶存酸素量2ppm以下の貧酸素水塊が分布するようになった。
白子定地水温は、22.1~27.1℃の範囲にあり平年値と比較して-1.9~+2.7℃の範囲で低め~かなり高めで経過している。 |
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