週間海況情報(2002年5月31日~2002年6月6日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、引き続き九州東岸~潮岬沖で接岸して、熊野灘沖33°20′N付近から御蔵島南沖まで東進した後北東へ向かい、房総半島沖でやや離岸している。 黒潮内の水温は、24~27℃台を示し、前年水温並み~1℃高めである。遠州灘沖では、浜名湖沖より幅広く暖水波及がみられ前年水温並み~1℃高めである。
伊豆諸島海域の水温は、19~25℃台を示し、前年水温と比較すると北部で1~3℃低め、南部で並み~4℃高めである。 房総半島沿岸は、19~20℃台の水域が広く分布しており、前年水温より1~2℃低めである。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。22年平均水温(5月下旬)と比較すると、全般に平均水温並み~2℃高めである。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、22.2~24.0℃の範囲にあり平年値と比較して+1.2~+2.4℃の範囲でやや高め~高めで経過している。
九木定置の水温は、20.5~20.7℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 6月4日の調査船『あさま』による伊勢湾観測によると、水温は表面で21.0~22.9℃、10mで17.2~19.5℃、底層で15.2~18.3℃の範囲にあった。表面では湾全域で平年よりやや高め、10mでは湾中央部の三重県側でやや低めの他は平年並、底層では湾全域で平年並であった。湾中央部の底層には溶存酸素量3ppm以下の低酸素水が広範囲に分布し、平年に比べてその面積はやや広かった。
白子定地水温は、21.6~23.7℃の範囲にあり平年値と比較して+0.3~+2.3℃の範囲でやや高め~高めで経過している。 |
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