週間海況情報(2002年5月10日~2002年5月16日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~潮岬沖で概ね接岸するようになり、その後熊野灘沖の33°30N付近から八丈島付近まで東進し、伊豆諸島東を北北東へ向かい房総半島に接岸している。
黒潮内の水温は、23~26℃台を示し、前年水温より1~2℃高めである。九州東岸では、黒潮の接岸にともなって20℃以上の水域に覆われ、前年水温並み~1℃高めとなった。 土佐湾・紀伊水道でも、黒潮の接岸に伴って前期より1~2℃昇温して、前年水温並み~1℃高めとなった。遠州灘沖では、17~18℃台の冷水が東西に広がっている。伊豆諸島海域では、三宅島北より内側反流が強まった。今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、18.8~20.8℃の範囲にあり平年値と比較して-0.1~+1.8℃の範囲で17日を除き、やや高めで経過している。
九木定地水温は、19.1~19.8℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 5月14日の調査船『あさま』による伊勢湾観測によれば、表面水温は17.8~21.1℃、底層は13.7~18.4℃の範囲にあった。 表面では湾奥部で平年より高め~かなり高め、湾中央部~湾口部でやや高め、底層では湾奥部でやや高め~高め、湾中央部で平年並み、湾口部で高めであった。底層のDO(溶存酸素量)は湾中央部の広い範囲で3~4ppm台を示し、平年に比べてやや低めであった。
白子定地水温は、17.8~19.7℃の範囲にあり平年値と比較して-0.7~+1.7℃の範囲でやや低め~やや高めで経過している。 |
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