週間海況情報(2001年11月30日~2001年12月6日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、引き続き種子島~都井岬南東沖でやや離岸、九州東岸~四国~潮岬沖で概ね接岸しており、遠州灘沖では33°15′N付近を東進して八丈島北を通った後、142°E付近を蛇行しながら北上して房総半島沖でやや離岸している。
黒潮内の水温は、23~24℃台を示し、前年水温並み~1℃低めである。黒潮内側域の冷水域は、伊豆諸島東へ移動した。 遠州灘の水温は、20℃以下の水域が広がり、前年水温より1~3℃低めである。 伊豆諸島海域の南部では、冷水域が東へ移動したため黒潮系水に覆われて、前年水温並みとなったが、北部では18~20℃台の冷水域に覆われ、前年水温より1~3℃低めである。 今期の表面水温は、緩やかに降温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、15.0~16.6℃の範囲にあり平年値と比較して+1.6~+0.4℃の範囲で高め→やや高めで経過している。
九木定置水温は、18.8~18.9℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 『あさま丸』による12月3日~4日の観測によると、伊勢湾の表面水温は14.8~17.0℃、10mでは15.0~17.0℃、底層では15.1~18.3℃の範囲にあり、表面では湾全域でやや高め~高め、10mでは全域でやや高め、底層では湾口部~湾中央部でやや高め、湾奥部で高めであった。塩分は表面および10mの全域で平年並み、底層では湾奥部~湾中央部の三重県側でやや低めの他はほぼ平年並みであった。
白子定地水温は、13.5~14.2℃の範囲にあり平年値と比較して-0.6~+0.6℃の範囲でほぼ平年並みで経過している。 |
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