週間海況情報(2001年9月28日~2001年10月4日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、種子島南~九州東岸で離岸、四国~潮岬沖で接岸して、遠州灘沖では33゜N付近を八丈島南付近まで東進した後、141°E付近を北上して房総半島沿岸に接岸している。
黒潮内の水温は、26~28℃台を示し、前年水温並み~1℃高めである。 黒潮内側域の冷水域は、遠州灘~伊豆諸島海域で23~24℃台が広く分布しており、前年水温より1~2℃低めである。 熊野灘では、大王埼南沖から25℃台の暖水波及がみられる。 伊豆諸島海域での黒潮反流は、ほとんどみられなくなった。 房総半島沿岸は、21~26℃台の潮目が形成されている。 今期の表面水温は、緩やかに降温している。 21年平均水温(9月下旬)と比較すると、全般に並み~1℃低めである。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、22.8~23.0℃の範囲にあり平年値と比較して+0.6~+1.2℃の範囲でやや高めで経過している。 |
伊勢湾: | 10月3日~4日の 『あさま丸』による観測によれば、表面水温は22.6~24.0℃、10mは23.0~25.0℃、底層は23.2~24.8℃の範囲にあり、表面は湾全域で高め、10m及び底層は湾全域でやや高め~高めであった。
表面塩分は湾全域でやや高め~高め、10m層で平年並みであった。 溶存酸素量2ppm以下の貧酸素水塊は津以北の三重県沿岸~湾奥部の底層に依然広く分布していた。 白子定地水温は、22.3~23.3℃の範囲にあり平年値と比較して-0.5~+0.6℃の範囲で平年並みで経過している。 |
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