週間海況情報(2001年8月3日~2001年8月9日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~四国~ 潮岬沖で接岸、遠州灘沖で33゜10′Nを東進して八丈島南付近を通り、その後北東へ向かって房総半島沿岸でやや離岸している
黒潮内の水温は、29~30℃台を示し、前年水温より1~2℃高めである。 黒潮内側域の冷水域は、伊豆諸島海域と熊野灘沖にみられるものの、前期よりやや縮小した模様。また潮岬以西では接岸している。 遠州灘では、御前埼沖から27℃以上の暖水波及がみられ、前年水温並みである 伊豆諸島海域では、25~26℃台が八丈島付近まで広く分布しており、前年水温並み~1℃高めである。 房総半島沿岸の水温は、25~28℃台を示し、前年水温並みである。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 8月9日~10日の『あさま丸』による観測では、 表面水温は26.6~28.7℃で、沿岸域で平年より1~2℃高めの他は平年並みであった。50mでは17.4~20.1℃、100mでは14.0~14.8℃で南部沖合域で低めの他は平年並みであった。200mでは9.5~11.4℃で平年並み~低めであった。
浜島定地水温は、26.6~28.3℃の範囲にあり平年値と比較して-1.0~+0.5℃の範囲でやや低め~平年並みで経過している。 |
伊勢湾: | 8月7日~ 8日の『あさま丸』 による観測によれば、 表面水温は22.9~27.2℃、底層は18.3~26.9℃の範囲にあった。表面は湾全域でやや低め~低め、湾中央部~湾奥部でかなり高め、底層では三重県沿岸で高めの他は平年並み~やや低めであった。
三重県沿岸の底層のDO(溶存酸素量)は3ppm以上を示し、貧酸素状態がやや改善されていた。 白子定地水温は、26.4~28.4℃の範囲にあり平年値と比較して-1.1~+2.0℃の範囲でやや低め~高めで経過している。 |
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