週間海況情報(2001年7月6日~2001年7月12日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、屋久島南で離岸、九州東岸~四国~潮岬沖で概ね接岸して東南東へ向かい、石廊埼南沖で32゜10′N付近まで離岸した後北東へ向かって房総半島沖で離岸している。
黒潮内の水温は、27~29℃台を示し、前年水温並み~1℃高めである。 黒潮内側域の冷水域は、遠州灘沖と房総半島沖にそれぞれ分布している模様。また潮岬以西では概ね接岸している。 熊野灘~遠州灘では、23~24℃台の冷水域に覆われ、前年水温1~2℃低めである。 伊豆諸島海域では、御蔵島~八丈島間から25℃台の黒潮反流がみられ、前年水温より1~3℃高めである。 房総半島沿岸では、黒潮反流が波及して23~24℃台を示し、前年水温並み~2℃高めである。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、25.7~26.9℃の範囲にあり平年値と比較して+0.5~+1.7℃の範囲でやや高め~高めで経過している。 |
伊勢湾: | 『あさま丸』による7月9~10日観測によると、伊勢湾の表面水温は22.2~26.3℃、10mでは18.6~20.5℃、底層では16.0~22.0℃の範囲にあり、表面では湾口部を除いて高め、10mではやや低め、底層ではやや低め~平年並であった。塩分は湾全域の全層で高めであった。湾奥部から三重県側沿岸にかけての底層にはDO
2ppm以下の貧酸素水塊が広く分布していた。
白子定地水温は、25.2~27.8℃の範囲にあり平年値と比較して+0.4~+2.5℃の範囲でやや高め→高めで経過している。 |
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