週間海況情報（2001年6月29日～2001年7月5日）
（漁業情報サービスセンターからの情報等も含む）
| 黒潮本流： | 黒潮流路は、九州東岸～潮岬沖で概ね接岸して、遠州灘沖を東南東へ向かい、石廊埼南沖で32゜Ｎ付近まで離岸した後北東へ向かって房総半島沿岸でやや離岸している。
黒潮内の水温は、26～29℃台を示し、前年水温と比較して九州東岸で 1℃程高め、東海沿岸で1～2℃低めである。 黒潮内側域の冷水域は、伊豆諸島海域に20～23℃台が分布している。 九州東岸・土佐湾・紀伊水道への暖水波及は、前期より強まったものの、前年水温より1～2℃低めの水温である。 熊野灘～遠州灘では、遠州灘沖から25℃台の暖水波及がみられるものの、前年水温並み～2℃低めである。 伊豆諸島海域では、20～24℃台に覆われ、前年水温並み～2℃低めである。 房総半島沿岸では、黒潮反流が波及して20～24℃台を示し、前年水温並みである。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
| 熊野灘沿岸： | ７月２日～４日の『あさま丸』沿岸定線観測によると表面水温は、23.0～25.8℃で、南部沿岸でやや低めの他は平年並み～１℃程度高めであった。100mでは12.6～15.3℃、200mでは10.0～12.3℃で、全域で平年並み～１℃程度低めであった。
浜島定地水温は、25.4～26.8℃の範囲にあり平年値と比較して+1.6～+2.8℃の範囲で高め～かなり高めで経過している。 |
| 伊勢湾： | 白子定地水温は、25.1～27.0℃の範囲にあり平年値と比較して+0.8～+2.5℃の範囲でやや高め～高めで経過している。 |
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