週間海況情報(2001年6月15日~2001年6月21日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~室戸岬沖まで概ね接岸しており、潮岬沖から東南東へ向かい石廊埼~野島埼南沖で31゜50′N付近まで蛇行して伊豆諸島東側を北北西に向かい房総半島に接岸している。
黒潮内の水温は、24~28℃台を示し、前年水温並み~1℃低めである。 黒潮内側域の冷水域は、伊豆諸島海域に20℃台、熊野灘沖に21℃台がそれぞれみられる。また潮岬沖で離岸してるものの、同以西では概ね接岸している。 遠州灘では、南沖から23℃台の暖水波及がみられ、前年水温並み~1℃高めである。伊豆諸島海域では、20~21℃台の冷水域に覆われ、前年水温より1℃低めである。房総半島沿岸では、黒潮が接岸して20~24℃台を示し、前年水温並み~2℃高めである。 今期の表面水温は、停滞気味に経過している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、22.0~23.2℃の範囲にあり平年値と比較して-0.9~+0.6℃の範囲で平年並み→やや低めで経過している。 |
伊勢湾: | 6月18日~19日の調査船『あさま丸』による観測によれば、水温は表層で21.5~24.6℃、10mでは18.4~20.8℃、
底層では15.2~19.7℃の範囲にあり、表中層では例年よりやや高め、底層ではやや低めであった。塩分は湾全域の全層で例年よりやや高め~高めであった。湾内の底層には2ppm以下の貧酸素水塊が中央部を中心に広く分布し、その規模は例年よりやや大きかった。
白子定地水温は、22.4~24.0℃の範囲にあり平年値と比較して-0.8~+1.4℃の範囲でやや高め→やや低めで経過している。 |
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