週間海況情報(2001年4月13日~2001年4月19日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、薩南海域でかなり離岸して、九州東岸沖では概ね接岸、四国~潮岬沖でやや離岸したあと、南東へ向かい御前埼~石廊埼南沖で31°50′N付近まで離岸して青ケ島南を通って北北東へ向かい、房総半島南東沖で再び蛇行して33°N付近を東へ流去している模様。
また一部は塩屋埼沖まで北上している。 黒潮内の水温は、21~24℃台を示し、前年水温並み~1℃高めである。黒潮内側冷水域は、遠州灘沖に分布しているものの、一部が東へ移動して徐々に縮小している模様。また潮岬以西では、薩南海域で離岸傾向がみられる。伊豆諸島海域では、御蔵島~青ケ島付近から20℃台の幅広い反流が見られるようになった。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 4月17日の『あさま丸』による熊野灘観測では、熊野灘北中部沿岸の表面水温は17℃前後で、ほぼ平年並みであった。
熊野灘南部には19℃台の暖水が流入して平年より1~2℃高めであった。 この暖水の厚みは30~50m程度と浅く、
三木崎沖南東10マイルにおける
50mの水温は16.3℃で平年並みであった。 浜島定地水温は、17.0~17.8℃の範囲にあり平年値と比較して +1.4~+1.9℃の範囲で高めで経過している。 九木定置水温は、16.3~16.6℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、14.8~16.0℃の範囲にあり平年値と比較して
+0.8~+1.6℃の範囲でやや高めで経過している。 |
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