三重県科学技術振興センター水産研究部
週間海況情報(2001年3月30日~2001年4月5日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、都井岬沖でやや離岸、九州東岸~四国沖で概ね接岸、潮岬~遠州灘沖でやや離岸したあと、石廊埼~野島埼南沖で31゜10′N付近まで蛇行して140°30′Eを北上し八丈島東沖で分離して一部が房総半島に接岸しているものの、本流は33°N付近を東へ流去している模様。
黒潮内の水温は、20~23℃台を示し、前年水温より1℃程高めである。 今期の表面水温は、停滞気味か緩やかに降温している。 |
熊野灘沿岸: | 4月2日~4日の『あさま丸』沿岸定線観測では、熊野灘の表面水温は15.1~17.0℃、50mでは14.3~16.8℃で、平年並み~1℃前後低めであった。 100mでは13.0~16.4℃、200mでは11.7~14.2℃で、沿岸部で平年並み~1℃前後低め、沖合域で平年より1~2℃高めであった。
浜島定地水温は、14.0~14.8℃の範囲にあり平年値と比較して+0.2~+1.1℃の範囲でやや高めで経過している。 九木定置水温は、14.0~15.1℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 4月5日~6日の『あさま丸』による観測では、表面水温は11.2~12.6℃、10mでは10.8~12.6℃、底層では0.8~
13.7℃の範囲にあり、表面では湾口部で平年並みの他は低め、10mでは湾中央部の三重県側沿岸でやや低めの他は平年並み、底層では湾口部でやや高めの他は平年並みであった。塩分は、表面では湾全域でかなり高め、10mおよび底層では湾全域で平年並みであった。 白子定地水温は、10.7~12.4℃の範囲にあり平年値と比較して-1.1~+0.4℃の範囲でやや低め~平年並みで経過している。 |
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