週間海況情報（2001年3月2日～2001年3月8日）
（漁業情報サービスセンターからの情報等も含む）
| 黒潮本流： | 黒潮流路は、九州東岸～足摺岬沖で概ね接岸、室戸岬～潮岬沖でやや離岸している。その後南東へ向かい御前埼沖～野島埼南沖で32゜00′Ｎ付近まで離岸したあと141°Ｅ
付近を蛇行しながら北上して房総半島沖ではやや離岸している。
黒潮内の水温は、18～22℃台を示し、前年水温並みである。黒潮内側域の冷水域は、駿河湾沖を中心に15～16℃台が広く分布している。また潮岬以西では宮崎沖と室戸岬～潮岬沖で離岸気味である。熊野灘では、17℃以上の暖水波及がみられるものの、 前年水温並み～1℃低めである。伊豆諸島海域の水温は、引続き14～19℃台に覆われ、前年水温と比較すると西側で1～3℃低め､東側で並み～3℃高めである。 今期の表面水温は、緩やかに降温している。 |
| 熊野灘沿岸： | 浜島定地水温は、12.8～14.0℃の範囲にあり平年値と比較して+0.8～+2.2℃の範囲でやや高め～高めで経過している。
九木定置水温は、14.2～15.2℃の範囲で経過している。 |
| 伊勢湾： | ３月６日～７日の『あさま丸』浅海定線観測によると、伊勢湾内の表面水温は9.1～10.3℃で､平年並み～やや高め､底層水温は9.3～12.6℃で、全域でやや高めであった。塩分は湾口部の表層でやや低めの他は平年並みであった。
白子定地水温は、8.4～9.5℃の範囲にあり平年値と比較して-1.0～-0.1℃の範囲でやや低めで経過している。 |
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