週間海況情報(2000年11月10日~2000年11月16日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、全般に離岸傾向にある模様で、九州東岸~潮岬沖でかなり離岸、遠州灘沖と伊豆諸島海域では31°30′N付近まで離岸して、
142°E付近まで蛇行して房総半島に接岸している。
黒潮内の水温は、25~26℃台を示し、引続き前年水温並み~1℃高めである。 黒潮内側域の冷水域は、遠州灘沖と伊豆諸島東沖の2箇所に引続き分布している。また潮岬以西の冷水域は、種子島東沖と足摺岬南沖にみられ、徐々に東へ移動している模様。 熊野灘沖と石廊崎沖では、24℃以上の暖水波及がみられ、前年水温並み~1℃高めの水温である。 伊豆諸島東の水温は、21~23℃台に覆われ、前年水温より1~4℃低めである。 房総半島沿岸の水温は、20~24℃台を示し、前年水温並み~1℃高めである。 今期の表面水温は、停滞気味に経過している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、18.4~19.4℃の範囲にあり平年値と比較して+1.0~+1.7℃の範囲でやや高め~高めで経過している。
九木定置水温は、20.4~20.8℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 11月13日~14日の『あさま丸』による観測では、湾内の表面水温は18.0~19.7℃、底層水温は19.2~22.3℃で、全域で平年より1~2℃高めであった。津市沖の底層には、局所的に高水温・高塩分の貧酸素水が分布していた。
白子定地水温は、17.1~19.2℃の範囲にあり平年値と比較して+0.4~+1.4℃の範囲で平年並み~やや高めで経過している。 |
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