週間海況情報(2000年11月3日~2000年11月9日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~四国沖で離岸、潮岬沖で概ね接岸しており、遠州灘沖では
東南東へ向かって 伊豆諸島海域では31°30′N付近まで離岸した後141°30′E付近を北上して房総半島に接岸している。
黒潮内の水温は、25~26℃台を示し、前年水温並み~1℃高めである。 黒潮内側域の冷水域は、石廊埼沖からの暖水波及により遠州灘沖と伊豆諸島海域の2箇所に分離した模様。また潮岬以西の冷水域は、種子島東沖と足摺岬沖にみられる。 石廊埼沖からの暖水波及が強まり24℃台が34°N付近まで達して、前年水温より1℃ほど高めである。 今期の表面水温は、緩やかに降温している。 |
熊野灘沿岸: | 11月6日~8日の『あさま丸』沿岸定線観測では、 熊野灘の表面水温は20.8~24.7℃、50mでは21.0~23.9℃で、
沿岸部では平年並み、沖合域では平年より1~2℃高めであった。 100mでは16.4~18.5℃、200mでは11.5~12.8℃で平年並み~やや低めであった。
遠州灘沖から厚さ50m程度の暖水が流入していた。
浜島定地水温は、19.8~20.4℃の範囲にあり平年値と比較して+1.3~+2.1℃の範囲でやや高め~高めで経過している。 九木定置の水温は、20.1~21.4℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、17.4~19.3℃の範囲にあり平年値と比較して-0.9~+1.5℃の範囲でやや低め→やや高めで経過している。 |
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