週間海況情報(2000年9月15日~2000年9月21日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、都井岬沖や室戸岬沖でやや離岸しているほかは潮岬沖まで概ね接岸、遠州灘沖でも接岸している。御前埼沖からは南東へ向かって
青ケ島南まで離岸した後、 140°E付近を北上して、房総半島に接岸している。
黒潮内の水温は、概ね28℃台を示し、前年水温並み~1℃低めである。 黒潮内側域の冷水域は、伊豆諸島西側で停滞している模様。また都井岬沖や室戸岬沖でも小蛇行がみられる。 遠州灘沖からの暖水波及は、前期より強まった模様。 伊豆諸島海域の水温は、25~27℃台を示し、前年水温並み~3℃低めである。 房総半島沿岸では、24~28℃台の潮目が形成され、前年水温並み~2℃高めの水温である。 今期の表面水温は、緩やかに降温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、25.6~25.8℃の範囲にあり平年値と比較して+0.6~+1.3℃の範囲でやや高めで経過している。
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伊勢湾: | 9月19日~20日の『あさま丸』浅海定線観測によると、 表面水温は25.1~26.8℃、底層水温は21.1~25.9℃で、表面では湾口部で平年よりやや高めの他は平年並み、底層では湾中央部で平年並みの他はやや高めであった。
表面塩分は「東海豪雨」の影響で平年より低めで、特に三重県側では低塩分が顕著であった。10mおよび底層の塩分は全域で平年並みであった。 底層のDO(溶存酸素量)は0.3~5.2ppmで、湾口部を除き平年より低めで、湾中央部の広範囲が1ppm以下であった。 白子定地水温は、25.3~26.2℃の範囲にあり平年値と比較して+0.7~+2.2℃の範囲でやや高め~高めで経過している。 |
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