週間海況情報(2000年7月29日~2000年8月4日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~潮岬沖で概ね接岸しており、遠州灘沖からは東南東へ向かって八丈島南沖を通った後、
141°E付近を北上して房総半島沖で概ね接岸している。 黒潮内の水温は、28~29℃台を示し、前年水温並み~1℃低めである。 黒潮内側域の冷水域は、遠州灘沖、伊豆諸島東沖ともに前期より縮小している模様。 熊野灘では、暖水波及が東へ移動したため25℃以下の水域に覆われている。 遠州灘沖では、南から暖水波及がみられるようになった。 伊豆諸島海域では、引続き八丈島付近から暖水波及がみられるものの、前年水温並み~2℃低めである。 房総半島沿岸では20~27℃台の潮境が形成されている。 今期の表面水温は、1℃程降温している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、27.3~28.0℃ の範囲にあり平年値と比較して0.0~+0.4℃の範囲で平年並みで経過している。 |
伊勢湾: | 8月2日~3日の『あさま丸』浅海定線観測によると、表面水温は26.9~28.3℃で、湾口部で平年よりやや高めの他は概ね平年並みであった。 底層水温は18.3~24.7℃で、湾中央部でやや低めの他は概ね平年並みであった。底層のDO(溶存酸素量)は0.4~5.9ppmで湾奥で平年よりやや低め、湾口部でほぼ平年並みであった。
湾内の底層では1ppm以下の貧酸素域が拡大傾向にあり、今後の動向に注意が必要である。
白子定地水温は、27.2~28.6℃ の範囲にあり平年値と比較して-0.1~+1.3℃の範囲で平年並み~やや高めで経過している。 |
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