週間海況情報(2000年6月30日~2000年7月6日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸と紀伊水道沖でやや離岸~離岸しており、潮岬に接岸している。伊豆諸島海域での蛇行は、引き続き青ヶ島南を通って、同諸島の東沖を北東方向へ北上しており、房総半島沖では離岸傾向がみられている。
黒潮内の水温は、27~29℃台に昇温し前年同期より1℃程度高めとなった。 日向灘沖では黒潮流路が離岸したものの、黒潮系水の波及が強まり、24~27℃台に昇温した。 紀伊水道沖と熊野灘沖でも黒潮系水の波及が強まり25~27℃台に昇温した。 伊豆諸島海域では、低水温域が23℃台で分布している。房総半島沖では黒潮前線が離岸し、沿岸域は概ね20~24℃台となった。 表面水温は、黒潮流域と沿岸域とも昇温が顕著であった。 |
熊野灘沿岸: | 7月3日~5日の『あさま丸』沿岸定線観測では、熊野灘の表面水温は23.3~25.6℃で、沿岸部で平年並み~やや低めの他は平年並み~やや高めであった。50mでは17.1~19.7℃、100mでは14.8~16.5℃、200mでは11.1~12.3℃で平年並み~やや高めであった。
浜島定地水温は、25.8~26.7℃の範囲にあり平年値と比較して+1.2~+2.7℃の範囲で高めで経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、25.6~27.5℃の範囲にあり平年値と比較して+1.8~+3.1℃の範囲でかなり高めで経過している。 |
|
|