週間海況情報(2000年5月12日~2000年5月18日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、種子島南東沖でやや離岸しているものの、九州東岸~室戸岬沖で概ね接岸しており、潮岬沖から南東へ向かって遠州灘沖で31°45′N付近まで蛇行した後、
八丈島東で小蛇行し141°E付近を北上して房総半島沿岸に概ね接岸している。
黒潮内の水温は、22~25℃台を示し、概ね前年水温並みである。 遠州灘沖の冷水域は、前期よりやや発達して19℃台が広く分布している。熊野灘では、大王埼沖から20℃以上の暖水波及が見られるようになった。三宅島付近からの黒潮反流は、御前埼沖で分断された模様。 伊豆諸島海域では、引続き黒潮流域に覆われているものの、前年水温より西側で1~2℃高め、東側で1~3℃低めの水温である。 今期の表面水温は、緩やかに昇温している。 |
熊野灘沿岸: | 5月15~17日の『あさま丸』沿岸定線観測では表面水温は18.5~22.8℃、50mでは16.7~19.2℃、100mでは15.2~17.1℃で、全般に平年より1~3℃高めであった。200mでは10.6~15.9℃で、中部沖合で平年より3℃以上も高めの他は平年並みであった。
表層では南からの暖水波及に対応する1~2ノットの強い流れが観測された。 浜島定地水温は、20.7~21.4℃の範囲にあり平年値と比較して+1.4~+2.5℃の範囲で高めで経過している。 九木定置水温は19.1~19.5℃の範囲で経過している。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、19.0~20.3℃の範囲にあり平年値と比較して+0.2~+2.6℃の範囲で、高め~やや高めで経過している。 |
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